タラントスホール

  • 稀有な音楽ともいえるフラメンコのパワーは、小さなタブラオに魂を解き放つカンタオールそしてバイラオールたちのショーを生で観て初めて感じることができるのです。まだ鑑賞されたことがない方は、ぜひロス・タラントスへお越しください。バルセロナのレイアール広場中心に位置するこのホールでは、国内有数のフラメンコアーティストたちが毎晩観客を魅了します。響き渡る音楽と声、豊かな色彩、そしてリズミカルでしなやかな感覚に包まれたひと時をお過ごしください。

  • 1963年

    ロス・タラントスホールはバルセロナ有数の歴史と伝統を誇るフラメンコのタブラオです。1963年にレイアール広場にオープンした当初は、Antonio GadesMaruja Garrido、そしてManzanitaといったビッグアーティストたちが出演していました。

  • 1993年

    1993年にMas i Masが当ホールの運営管理を担うことになりましたが、オープン当時からのスタンスとハイレベルのフラメンコショーは維持し続けられています。Niña PastoriDuquendeMiguel PovedaRancapinoDieguito El Cigalaら大物スターたちも、ロス・タラントスでプロとしての第一歩を踏み出しました。 当ホールは、フラメンコショーを継続しつつシンガーソングライターの楽曲や他のジャンルの音楽も取り入れていた時期がありました。もちろんこの試みは観客側同様ミュージシャンたちからも高い評価を得ました。カナリア諸島生まれのシンガーRosanaは、当ホールでバルセロナデビューを果たしました(1996年にわずか2週間で3万5000枚の売り上げ)。Pedro Guerra、Omara Portuondo、Compay Seguneo、Mass Marrakech、La Vieja Trova Santiaguera、Jorge Drexler、Carlos Goñi、Jarabe de Palo、TontxoそしてIsmael Serranoらも、このタブラオの新企画成功のカギとなりました。

  • 近年当ホールは、より多くの人たちにフラメンコに触れてもらうことを考え、新しいスタイルのショーに力を入れてきました。毎日3回各30分の上演では、フラメンコの新スターたちが力強くそして芸術性の高い舞台を披露しています。