タラントスホール

ホールの歴史

  • 1993年10月3日

    タブラオ本来の魅力を残しながら建物の基礎 部分を新しくし、隣接するJamboreeとつな ぐという大改築が行われ、1993年10月3日、 ロス・タラントスがリニューアルオープンし ました。その数か月前から隣の有名ジャズホ ールの運営を担っていたMas i Masグループ が、由緒あるこのタブラオの再建も管理しま した。

    再起後すぐにMas i Masはプロダクション Posto Noveとコラボレーションし、従来のフ ラメンコショーに加え、フラメンコ界の有望 な新人たちによる野心に満ちたステージも企 画しました。また新たに、ワールドミュージ ックやシンガーソングライターも取り入れる ようになりました。ロス・タラントスの新し いステージで活躍していた当時のアーティス トたちの中には、ParritaやEl Sorderita、 Toumami Deabate、そして若かりし Duquendeがいました。

  • 1994年

    そのDuquendeや、José Manuel Cañizares、Miguel Poveda、Montse Cortés、José el Francés、Rafael RiqueniやMónica Fernándezらは、ニ ューフラメンコと呼ばれるスタイルで当時の ステージで華を咲かせました。またこのジ ャンルで名高いJosé Meneseも出演してい ました。

  • 1995~1996年

    1995年、カナリア諸島出身のシンガーソング ライターPedro Guerraが、満員のロス・タ ラントスで彼のデビュー曲を発表しました。 そして彼と同郷のRosana Arbeloも翌年、 同様にして成功を収めました。1995年から 1996年にかけてタブラオのバルセロナファン たちは、当時はまだ無名であったキューバ音 楽界の逸材Omara PortuondoとCompay Segundoに出会うことになるのです。レ イアール広場のこのホールはもちろんフラ メンコとも密接に繋がり続け、Moraíto ChicoやPepe Habichuela、Enrique de Melchor、Paco Cepero、Tomasito、 Pedro Javier Gonzáles、Pancapino、 Eva la Yerbabuena、そして新進気鋭の若 きNiña Pastoriがステージを盛り上げまし た。

  • 1997~1998年 1997年から1998年にかけて、当ホールは シンガーソングライターの楽曲に注目し、 Marc Parrot、Roger Mas、Quintin Cabrera、 Jorge Drexler、Tontxo、 Joan Issac、そしてアルゼンチン人Litto Nebbiaらを起用しました。もちろん引 き続きフラメンコのショーも上演され、 SorderaやMiguel de la Toleaなどが出演 していました。